B/Lの運用方法は、契約によって異なります。 ●ORIGINAL B/L・・・通常3部原本が発行され裏書などを行い、輸入者まで原本が届けられます。

●サレンダーB/L (surrendered B/L・・元地回収B/L)・・・通常1部発行。原本を輸入者に送る必要はありません。サレンダー処理がされた時点で、輸入者は輸出者からの貨物の引き渡しが1段階進んだこととなります。 B/L原本が発行され、輸入地に発送されることはなく輸出地の船会社にそのまま原本は回収されることから元地回収という風に言われています。

B/Lには、さまざまな役割があり、その中の1つとして有価証券として流動する 性質を持っています。

もし輸入者と輸出者が初めて取引をする場合、 外国との売買はお金の回収ができるのかどうか貨物はちゃんと届くのかなど 不安なことがたくさんです。 その不安を解消できる方法がB/Lの運用に詰まっています。

L/C(Letter of Credit/信用状)とB/Lの有価証券の機能を組み合わせることで、 輸入者・輸出者それぞれの国の銀行同士が輸入者・輸出者の代わりとなり決済を行います。 ただし、自分の国の銀行からの与信に基づく行為ですので、誰でも利用できるわけではありませんし、手数料も発生します。